2012年7月23日月曜日

登山 in 美瑛岳 002

ハァハァ ゼェゼェ
ハァハァッ〜!ハァハァッ〜!
ハァン♫

アエげばぁ〜♪ 尊し〜♪ 我が師の恩〜♪

駄目だ!
登山開始後1時間は身体が鉛のように重い・・・
慣れるまで強行軍だ。

おにぎり忘れた事も心に引っかかり、心がアレになってゆく・・・


”雲の平”らしき場所に出てくる
(翌日、ヒグマが出たという情報が出るw)


右 美瑛岳  中 美瑛富士  左奥 旭岳

登山をすると、とにかくホニャララ平という場所に出くわす
要は山といってもズーッと上り下りだけではなく
平地みたいな所もあるということなのだろう
そこをホニャララ平と呼ぶらしい

雨竜沼も標高900m位の所にあるんだから
”雨竜沼の平”とか名称だったら
あんなに油断せずに済んだのに、酷い目にあったもんだ。。。





高山植物らしき花が咲いている。

イメージと違ってまばらに咲いている
キレイはキレイだが、高地の花畑なんてコンナもんだろう
人間の手が入った花畑が、不自然なのだ


雲の平を抜けると
けんぱちさん「ゴルジュだ!!スゲーっ!」
(この時点で全く気づいていないが、右上辺りに登山道が見える。)




ゴッ・・ルジュ?なんだそれは?

崖というか、ミニ峡谷というか、雪渓が溶けたあとみたいな感じの場所。
大きさの対比するため、けんぱちさんの後ろ姿をパチリ。


ここは厄介なエリアだな
運悪くドシャッと崩れたら、行くも帰るも難儀だ
逆にゴルジュが埋まって、通りやすくなったりしてw

オット、けんぱちさんに遅れをとっているじゃないか!
待ってくれ〜い!



ここまでで、3時間ほど経過
今迄、上りで3時間を超えたことがあっただろうか?
イヤ無い!
ここからは、自分の体力の未知のゾーンなのだ

ポンピ沢で小休憩
ココから、地形図にあった急坂にさしかか・・・る・・・・?

崖じゃん?
登る所あるの?


絶望的状況のため、黄色✖地点までシャッター切れなかった




ウッスラと登山道が見えるけど
トムとジェリーに出てくる、天国への階段に見える

そうだ!見なかったことにしよう。

ポンピ沢からの行程を見て
帰ってしまった人も居たのだけど
いまとなっては、気持ちが痛いほど分かる

しかし、一歩一歩行けば目的地には着くものなのサ
出来る!俺は出来る!!!!俺は最高だ!!!!!!!!
サァ!イザ行かん!進めっ!!!!!!















ホェェェェェォォォォォォォ~~~~~
フェェェェェ~~~
足が昇がらなィィィィィィ~~~

20歩毎に休憩
10歩毎に休憩
 5歩毎に休憩

スポポポポポッ~~~

疲労で、眼の焦点が合わない
岩やハイマツに掴まって登るので、手袋はボロボロ
ハイドレーションの水が無くなりかけて、吸込むのに力がいる

もう動けない。。。

なんなんだ?この有様は?
ここはドコなんだ?ワタシはダレなんだ?


「ココは崖で、お前はボロ雑巾人間だよwww」


誰だっ!俺を罵る奴はっ!

・・・幻聴か...



私が脳内で格闘している中、けんぱちさんが居合わせた若者に話しかける


けんぱち 「キツいっすね~w」

若者    「ホント、バテますね~。」

おれ    「ゼェゼェ、ホゲッ、オツカレサマデス.........」


けんぱちさん・・・
まだ喋る体力が残っているというのか!!!???
恐ろしい男だ、敵に回すのはよそう…


ハイマツを抜けたところの、ガレ場に出ると
おっさん達が座って休んでいた。
挨拶もソコソコに、テッペンを目指す。


そこから10分くらい歩いたところで、朽ち果てた看板を発見。
柱はそのままに、案内標識がポトッと落ちている
我々がツいていたのが、標識は表向きに落ちていた。

【美瑛富士↔望岳台】

けんぱち「????? 間違ってるっぽくない?」

おれ「ダイジョウブ…デスヨ・・・ ビエイ・・・ッテ」

けんぱち「イヤイヤ、地図を見ると手前に分岐があるはずなんだ。」

おれ「フヘヘッwww、ダイジョウブ・・・ッスヨ・・・」

けんぱち「先方さん達が休んでいた場所に、分岐があったんだ!戻ろう。」


分岐があったんだ!戻ろう。

たんだ!戻ろう。

戻ろう。

ろう。



モドリタクナイ

2 件のコメント:

  1. もう爆笑w
    ゴルジュってやっぱり対比するものがないとあの迫力伝わらないね^^
    ナイスショット!
    地図はまめに見ようねw

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  2. カメラの趣味があって良かったですよ~
    危うく全ての記憶が失われる所でしたw

    めんどくさがらず、地図を見るようにします。
    美瑛富士登頂して、美瑛岳登ったとウソつくところでした。

    危ない危ない。

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